LEGO Mindstormsを用いたオープンキャンパスプロジェクト2015
バイラテラル制御(鈴木・永藤・上原子)
目次
はじめに
このページではバイラテラル制御を用いたロボットアームについての説明をしています.
構造
このロボットアームは,LEGO Mindstorms NXT 2.0 を用いて製作しました。
制御アルゴリズムは,MATLAB/Simulinkというソフトウェアで作成し,Run on targetという機能でLEGO Mindstorms 本体に
書き込みました。 こうすることで,PCとの接続を解除しても,プログラムを実行することができます。
製作したバイラテラル制御によるロボットアームを下図に示します。
Lego Mindstorms に人間が操作する(マスター側)モータとロボットアーム(スレーブ側)のモータをつないでいます
目的
バイラテラル制御によってロボットアームの操作を人間側とロボットアーム側のモータの動きを同期させることにより、ロボットアームで物をつかんだときの反発を感じ取ることが目的です。
プログラムの概要
人間が操作する(マスター側)モータの位置情報を読み取り、ロボットアーム(スレーブ側)のモータに同様の角度変化をするように入力します。
逆にスレーブ側のモータの位置情報をフィードバックし、マスター側のモータに入力します。
たとえば、スレーブ側モータが物をつかむと、それ以上進まなくなるのでスレーブ側とマスター側の位置情報に誤差が生じ、これをフィードバックさせることによりマスター側のモータもそれ以上進まなくなり、物をつかんだときの反発として感じ取ることができます。
⇧マスタ側
⇧スレーブ側
動画
実際の動作を示します
デモンストレーション動画A(WMV)を再生する。